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間違いだらけの問題解決技法!?

スタッフブログ

2026.01.29



こんにちは。パンタグラフの中谷です。
さあ、世の中は選挙モードに突入しましたね。
寒い気温の中、熱い戦いを期待しましょう!

さて、そんなことは置いといて・・・
今日はこのテーマで話をしてみたいと思います。
「間違いだらけの問題解決技法!?」です。

皆さんは、
「問題解決って、なんとなくやっているけど、これで合っているのかな?」
そんなモヤっとした感覚を持ったことはありませんか?

実はこれ、かなり多くの人が感じています。
しかし本人たちは一生懸命やっている
でも、なぜか問題が解決しない。
あるいは、同じ問題が何度も再発してしまう。

今日は、そんな「よくある問題解決の落とし穴」を整理しながら、
本当に機能する問題解決の考え方についてお話ししていきます。

結論からいきますね!
問題解決がうまくいかない最大の理由は、
技法の問題ではなく、問題の“捉え方”が間違っているからです!

では、なぜそう言い切れるのか。
順番に見ていきましょう。

問題解決が難しいと感じる理由、全部出してみた

まずは、現場のリアルな声からです。
問題解決研修の冒頭は、いつも参加者の皆さんに
「問題解決で難しいと感じていること」を出してもらいます。

すると、出るわ出るわ。

  • 部署をまたぐと調整が大変
  • 既存ルールに縛られて新しい発想が出ない
  • 周囲を説得できない
  • 世代間のコミュニケーションが難しい
  • アイデアはあるが形にできない
  • リスクが読めない

別のグループでは、

  • 相手の質問の意図が読めない
  • 自分の問題意識が共有されない
  • 初歩的ミスの原因が分からない
  • 表面的な問題しか見えない
  • 解決策が本当に正しいのか不安
  • 0か1では割り切れない「政治的対応」が難しい

さらには、

  • 意見を発信するのが苦手
  • 原因や対策をうまく説明できない
  • 周囲との温度差がある
  • 複数要因が絡むと真因が分からない
  • 優先順位がつけられない

……いかがでしょうか。
「あるある」と思った方も多いのではないでしょうか?

でも、ここで一つ冷静に考えてみてください。

これらの悩み、
問題解決“技法”の話でしょうか?

実はほとんどが、
「問題の設定」「問題の捉え方」「前提のズレ」
ここに集約されます。

問題とは何か?ここを間違えると全部ズレる

ここで、問題解決の超・基本から確認します。

問題とは何か。
答えはシンプルです。

問題とは、「あるべき姿」と「現状」のギャップです。

これ以上でも、これ以下でもありません。

  • あるべき姿:こうなっていたい状態
  • 現状:今どうなっているか
  • ギャップ:その差分

このギャップそのものが問題です。

にもかかわらず、多くの現場では、

  • 困っていること
  • 不満
  • 愚痴
  • 対処したいこと

これらを全部まとめて「問題」と呼んでしまっています。

はっきり申し上げます。
これでは、問題解決は始まりません。

なぜなら、
問題は自然発生しないからです。

問題は、
「あるべき姿」を決めた瞬間に初めて生まれます。

ゴールを決めずに走るマラソンがないのと同じです。
まずはゴール。話はそこからです。

ここが致命的!「解決策」から考えてしまう病

研修で非常によく見られるのが、これです。

問題を聞いた瞬間、
「じゃあこうしたらいいんじゃない?」
と、即・解決策が出てくる。

お気持ちはよく分かります。
前向きですし、行動力もあります。

でも、これが一番危険です。

なぜなら、
問題が定義されていない状態での解決策は、ほぼ的外れだからです。

例えば、

「学生からの問い合わせが多い」

これを問題だと思って、
「チャットボットを入れましょう」
「FAQを充実させましょう」
と話が進むケース、よくあります。

でも、ちょっと待ってください。

  • 月に何件なのか?
  • 本当は何件が理想なのか?
  • なぜ多いと困るのか?

これ、整理されていますか?

整理すると、

  • 現状:月100件問い合わせがある
  • あるべき姿:月80件にしたい
  • ギャップ:20件多い

ここまで来て、ようやく「問題」です。

解決策は、
このギャップをどう埋めるかの話なんです。


問題解決には2種類ある。ここ、超重要です

ここで、多くの人が知らない、でも超重要な話をします。

問題解決には、2種類あります。

① 回復型問題解決

  • 本来あるべき状態から悪化している
  • 元に戻したい

例えば、

  • 残業が増えた
  • 不具合が発生した
  • クレームが増えた

この場合、
「なぜ悪化したのか?」という原因があります。

だからやるべきは、
真因追究です。

② 創出型問題解決

一方で、

  • 特に困ってはいない
  • でも、もっと良くしたい

例えば、

  • 新商品を作りたい
  • 新しいサービスを考えたい
  • 業務を進化させたい

この場合、
原因は存在しません。

現状は悪くないからです。

ここで「なぜなぜ分析」を始めると、
ほぼ確実に迷子になります(笑)

創出型に必要なのは、
仮説思考です。

「こうしたら、こうなるんじゃないか?」
この発想です。

この2つを混同していると、
問題解決は確実に迷走してしまいます。

真因追究でよくある勘違い

回復型問題解決で欠かせないのが「真因追究」です。

ここでも、よくある間違いがあります。

それは、
現象を原因だと思ってしまうこと

例えば、

・残業が多い
→ 業務量が多い

ここで止まってしまう。

でもこれは、
現象を言い換えただけです。

本当に考えるべきは、

  • なぜ業務量が多いのか?
  • なぜ分散できないのか?
  • なぜ調整に時間がかかるのか?

掘って、掘って、掘り下げる。

有名な「風が吹けば桶屋が儲かる」の話が、
ここで効いてきます。

一見つながらない事象も、
階層を下げていくと論理的につながる。

真因とは、
それが解消されれば、一つ上の問題も解消される原因です。

「少子高齢化だから仕方ない」
これ、真因っぽく聞こえますよね。

でも、それが解消されたら、
目の前の問題は本当に解決しますか?

ここ、ぜひ自分に問いかけてみてください。

問題発見は「違和感」から始まる

では、問題はどうやって見つけていけばいいのででしょうか?
残念ながら問題は、いきなり明確な形で現れません。

多くの場合、

  • なんかおかしい
  • やりにくい
  • 無駄が多い気がする

こうした違和感から始まります。

ここで重要なのが、
「慣れていない人の声」です。

新入社員、異動者、外部の人。
いわゆる「よそ者」の視点。

ベテランほど、
違和感を感じなくなります。

だからこそ、

「それ、普通じゃないですよ」
この一言を、軽視しない姿勢が重要です。
皆様の組織、これできてますか??

組織の問題発見力は、
ここで決まるといっても過言ではありません。

数字とデータは、最大の味方です

次に、問題解決を進めるうえで、
避けて通れないのが数値化です。

・多い
・少ない
・時間がかかる
・コストが高い

これらは全部主観です。

数字にすると、

・月100件
・平均15分
・他社比20%高い

一気に、
共通言語になります。

説得力も段違いです。

感情ではなく、
事実で話す。

問題解決の現場では、
これが一番の近道になります。

人を動かすのは「好き」じゃなく「必要」

最後に、とても現実的な話をします。

問題解決は、
一人ではできません。

必ず誰かを巻き込みます。

そのとき、
「共感してほしい」
「好きになってほしい」
と思っていませんか?

でも、現実はこうです。

人は、
嫌いでも、必要だと分かれば動きます。

薬がまずくても飲むのと同じです。

だから伝えるべきは、

  • なぜ必要なのか
  • やらないとどうなるのか
  • データや事実は何か

感情ではなく、
必要性です。

いかがでしたか?

問題解決がうまくいかないとき、
技法を疑う前に、ぜひここを見直してみてください。

  • 問題をちゃんと設定しているか?
  • 回復型と創出型を混同していないか?
  • 解決策に飛びついていないか?
  • 真因まで掘れているか?

問題解決は、
センスではありません。

考え方の順番です。

この順番が整えば、
技法はちゃんと機能します。

ぜひ、明日からの現場で、
一つでも意識してみてくださいね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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