
皆さんこんにちは。代表の中谷です。
早いもので8月も最終週になりましたね。夏バテは大丈夫でしたか?
さて、今回は「パワハラと指導」の関係について
お伝えしたいと思います。
2022年から、中小企業含めて全ての企業でパワハラ防止対策が
法律により義務化されました。
法律は基本的には後追いが多いので、
その前からパワハラというものが非常に
社会問題化されてきていました。
これは私の体感ですが、2015年前後からパワハラ対策に関しての
ご要望が増えてきた印象です。
企業のご担当者や研修の受講者からお話を伺うと、
パワハラを恐れることでいろいろな弊害があることが
見えてきました。
■日常のコミュニケーションがとりづらくなった
■これまでの指導の仕方だとパワハラになるの?と不安に感じる
■相手から「それパワハラですよ」と言われるとそれ以上何もできなくなる
■就業後、飲みに誘いづらくなった
など、様々です。
上記からもわかるように、パワハラが関係することで
業務上の指導だけにとどまらず、日常のコミュニケーションにも
支障をきたし、職場環境の悪化にもつながる。
ひいては業績の悪影響につながる。
このようなことが様々は組織で既に顕在化した問題となっています。
しかし、ご安心ください!
これらのことは十分解決できます!!
問題の根本的な原因は
「パワハラのことを正しく理解できていない」ことにつきます
「パワハラ」という言葉が独り歩きしている状態で、正しく理解できている人は
残念ながらほとんどいらっしゃいません。
状況を改善していくには、まずパワハラへの理解が最優先となります。
その時よくありがちなケースが、
管理職以上の人に限定して研修などを行うケースです。
当然、やらないよりはやったほうがいいとは思いますが
効果はかなり限定的です。
予算や時間面で優先順位はあると思いますが、パワハラの正しい認識は
組織全体に浸透させることで波及する悪影響を防ぐことにつながります。
是非、社員全員がしっかりとパワハラを理解する環境を
整えることをお勧めいたします。
例えば、部下が上司に不満を抱いたとします。
ちょっとしたことで
「○○課長、それパワハラですよ」ということで、
当然言われた課長は恐怖します。
しかし、必要な注意や指導であれば、部下本人の成長を妨げることになります。
このようなちょっとしたやりとりが、日常いたるところで起きるような状況では
生産性が下がりますので、当然業績にも影響していきます。
正しくパワハラを理解できている人の間では当然のことではありますが、
パワハラに認定される基準は、おそらく皆さんが想像されているよりも
厳しいと思います。
関係者全員がきちんと理解することにより、軽々しく「パワハラですよ」と
言うことも減り、仮に「パワハラです」と言われたとしても
間違ったことをしていない自信があれば堂々と対応できるようになります。
なお、誤解のないように申し上げておきますが、
私自身パワハラには当然反対で失くしていくべきものと思っています!
ただ、今の何でもかんでも「パワハラ」という言葉を使う風潮は
良しとしていません。
是非、皆様の組織でもパワハラを正しく理解して
働く環境をさらに良いものにしてください。
弊社パンタグラフでは、今回のテーマのパワハラに関しても
様々ご支援を行っております。
パワハラ防止法対策構築支援、研修などはその一環です。
お困りの際は是非お声がけください。
何かしらのお役にたてると自負しております。
最後までお読みいただきありがとうございました。