
こんにちは。代表の中谷です!
まだまだ暑い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?
さて、今回は昨今よく目や耳にする機会がふえた「ほめる」について掘り下げて考えてみたいと思います。
皆さんは同僚や後輩、部下などを日常ホメていますか?
「・・・・・」
はい、心の声がたくさん聞こえてきます(笑)
今、ホメることは組織運営にとって非常に大切な構成要素となってきました。
是非これからは「ホメる」ことも視野に入れていきましょう!
私が「ホメる」を扱う研修中によく上がる声が2つあります。
■ホメろと言われても、ホメることがあればホメますよ。無いから困るんです。
■自分がホメられてきてないのでホメ方がわかりません。
いかがでしょう。
皆さんも心当たりありませんか?
しかし、こういった声があがるのは当然と言えば当然です。
職場内で「ホメる」ということは以前は一般的ではなかったからです。
「ホメ方」は完全にスキルです。
誰でもポイントを押さえれば一定のレベルでホメられるようになります。
ここからはスキルの話ではなく、
ホメることが今なぜ必要とされているのか。
また、ホメる事が及ぼす影響について考えてみたいと思います。
昭和から平成、令和と時代が流れてきました。
社会の環境が変化することに伴い、私たち人間の性質もだんだんと変化してきました。
令和の今、人が満足するために必要なのは「承認欲求」を満たすことです。
承認欲求が満たされることで満足し、
組織などへの帰属意識も芽生えてきます。
視点を変えれば、従業員の承認欲求が満たされない組織だと定着しない。
つまりは、離職率が高くなる傾向にあります。
ホメるというのは、この承認欲求を直接刺激します。
今必要とされる承認欲求へのアプローチ、
それがまさに「ホメる」ことなのです。
私が「ホメる」ことを重要視しているのは上記でもお伝えした承認欲求を満たすことだけではありません。
むしろもっと大切なことがあります。
それは「観察力」をあげることです。
ホメるためには観察力が必要になります。
つまり、ホメ力があがるということは
おのずと観察力が上がることにつながります。
では、なぜ観察力を上げる必要があるのでしょうか?
それは会社(組織)側がしりたいがなかなか知りえない、
会社に不利益をきたす可能性を持つ情報に気づくためです。
大きくは次の2つです。
・従業員のメンタル不調
・退職
上記2つは気づいた時には手遅れのケースが非常に多いです。
会社としては事前にわかっていれば対応がとれるのにと思いがちです。
しかし、はっきりしていることは上記2点に関して
小まめに相手からの情報を求めることは不可能です。
でも、会社としては事前に知りたいことでもあります。
そこで大事なものは観察力です。
観察力が上がると、人の変化に敏感に気づくようになります。
プラスの変化があればホメましょう!
では、マイナスの変化に気づいたら・・・
その時はこちらから歩み寄りましょう。
人間は本人に自覚はなくてもメンタル不調や退職などが関係するようになると必ず何かしらの変化が見られます。
例えば、部下から退職届を提出されて
「えっ、なぜ?青天の霹靂。。」
などと言っているようでは上司失格です。
必ず退職届を出すまでに何かしらの目に見える変化があったはずです。
変化に気づき、退職を申し出る前にこちら側から歩み寄ればまだやれることは残ってると思います。
さて、いかがでしたか?
ここでは限られたことしかお伝え出来ませんでしたが、それでも「ホメる」ことの重要性は何となくでもご理解いただけたのではないでしょうか。
今までは「ホメる」を遠ざけていた方も
是非勇気をもって「ホメる」と向き合ってみてください。
知りさえすれば、他のいろいろなビジネス関連スキルよりも簡単で、
尚且つ目に見える効果も感じやすい特徴があります。
「自分たちはホメられてきてないから・・・」
なんて言わないでくださいね。
まずは考え方を変えて次の行動につなげていきましょう。
是非一緒に画期的で風通しの良い働きやすい職場を作っていきましょう!
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。