
こんにちは。パンタグラフの中谷です。
今日は、皆さんに
「ちょっとだけ、立ち止まって考えてほしいこと」があります。
それは――
「レジリエンスって何?」
みなさんこの言葉知ってますか?
まだ知らない方も多いのではないでしょうか。
しかし、今のストレス社会で悩みを抱えている人が多い今こそ
是非知っておいていただきたいものなので少しおつきあいください。
皆さん、最近
「しんどいな」「なんで自分ばっかり…」
そんなふうに感じた出来事、ありませんか?
仕事のこと、人間関係、評価、将来への不安。
生きていれば、嫌なことや思い通りにいかないことは、普通に起きますよね。
ここで、ひとつ考えてみてください。
その“しんどさ”は、
本当に「出来事そのもの」から来ているのでしょうか?
例えば、
- 上司に注意された
- 希望していない仕事を任された
- 思ったような結果が出なかった
- 苦手な人と関わらざるを得なくなった
こうした出来事、
正直、誰の身にも起こり得ますよね。
でも同じ状況でも、
人によって反応はまったく違います。
「もうダメだ」「自分には向いてない」と感じる人もいれば、
「ここが踏ん張りどころかもしれない」と考える人もいる。
出来事は同じ。
でも、感情も、その後の行動も、結果も、まるで違う。
つまり――
私たちを一番苦しめているのは、
出来事そのものよりも、“その受け止め方”かもしれない。
この視点、とても大切です。
そこで今日のテーマでもある
「レジリエンス」です。
簡単に言うと、
心の回復力・しなやかさのこと。
何かあっても、
折れっぱなしにならず、
時間をかけて立て直していける力です。
誤解されがちですが、
レジリエンスが高い人というのは、
「落ち込まない人」ではありません。
レジリエンスが高い人でも
ちゃんと落ち込みます。
ちゃんとしんどくなります。
ただ、
その状態から抜け出す“考え方の選択肢”を持っている
それだけの違いです。
よく「ストレスをなくそう」と言いますが、
正直、それは現実的ではありません。
ストレスゼロの人生って、
たぶん、成長も変化もない人生です。
筋トレを思い出してください。
重さゼロのダンベルを、どれだけ振っても、
筋肉はつきませんよね。
心も同じです。
少しの負荷があるから、
人は強くなれる。
ただし――
意味のないストレスまで、
我慢し続ける必要はありません。
だから大事なのは、
ストレスを消すことではなく、
ストレスとの付き合い方を身につけること。
これが、レジリエンスの本質です。
人の感情は、
実はこんな流れで生まれています。
- 何かが起きる
- それをどう捉えるか
- その結果、感情や行動が生まれる
つまり、
出来事 → 捉え方 → 感情・行動
ここで重要なのは、
出来事そのものは、コントロールできないことが多いという点。
でも、
捉え方は、自分で選ぶ余地がある。
例えば、上司に厳しく言われたとき。
「嫌われている」「自分はダメだ」と考えれば、
気持ちは沈みます。
「期待されているのかもしれない」
「ここを直せば成長できるな」と捉えれば、
行動は変わります。
出来事は同じ。
意味づけが違うだけ。
でも、心のダメージはまるで違います。
もちろん、
いつも前向きに考えられるわけじゃありませんよね。
そんなときに、
無理にポジティブになろうとする必要はありません。
まずは、自分で自分にこう言ってあげてください。
「今、自分はしんどいんだな」
これ、すごく大事です。
自分の感情を無視せず、
ちゃんと認めること。
レジリエンスの第一歩は、
強がることではなく、正直になることです。
そのうえで、自分に問いかけてみてください。
「この状態、続けたいかな?」
「それとも、少しでも抜け出したいかな?」
「抜け出したい」と思えたら、
そこからがスタートです。
大切なのは、
“正解の考え方”を探さないこと。
人によって、響く捉え方は違います。
誰かにとって前向きな言葉が、
別の人にはまったく刺さらないこともある。
だからこそ、
選択肢は多いほうがいい。
- 尊敬する人なら、どう考えるだろう
- 5年後の自分なら、どう受け止めるだろう
- これはどんな経験につながるだろう
こうした視点を持つことで、
心は少しずつ、立て直せるようになります。
一人で見つからなければ、
人に頼ってもいい。
それも、立派なレジリエンスです。
もう一つ、大事なことがあります。
人は、
他人を変えることはできませんが、
自分の行動は今すぐ変えられます。
- 挨拶を丁寧にする
- 人の話を最後まで聞く
- 否定から入らない
- 小さな発言にも反応を返す
こうした「当たり前の行動」を、
意識してやるだけで、
周囲の空気は少しずつ変わります。
そしてその変化は、
自分自身のストレスを減らし、
結果的にレジリエンスを高めることにもつながります。
もし今、
- 考え方を切り替えたいけど、一人では難しい
- 自分の思考のクセを整理してみたい
- 安心して話せる場がほしい
そう感じているなら、
無理に答えを出そうとしなくて大丈夫です。
考え方は、
「教わるもの」でもあり、
「対話の中で気づくもの」でもあります。
大切なのは、
前向きになることではありません。
自分を追い詰めない考え方を、選べるようになること。
それが、
これからの時代に求められるレジリエンスだと思っています。
今日の内容が、
皆さんが自分のしんどさと
少し上手につき合うきっかけになれば嬉しいです。
いかがでしたか?
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。