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わかりやすい説明とは!?

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2026.02.12



こんにちは。パンタグラフの中谷です。
日曜日は総選挙開票日でしたね。
皆さんは選挙行きましたか?
誰がいいやらどこの政党がいいやらは私が押し付けるものではありません。
が、選挙には是非行ってほしいと思います。
この民主主義という制度を守りたいので…

って、たまには真面目なことも言ってみました(笑)


いきなりですが、

「わかりやすく説明してもらえますか?」

この一言、皆さん何度言われてきましたか?
はたまた人に言ってきましたか?
数えきれないくらいこの言葉に触れてきましたよね。

そして皆さん、こう思ったことありませんか?

「いや、ちゃんと説明したけど?」
「論理も通ってたよね?」
「資料も作り込んだよ?」

なのに、相手の反応が薄い。
うなずいてはいるけど、腹落ちしていない感じ。
最後に「で、結局どういうことですか?」と聞かれる。

…あれ、地味にメンタルにきますよね(笑)

今日はこのテーマを、本気で深掘りしていきます。

わかりやすい説明とは!?

先に結論からいきますね。

わかりやすい説明とは、話が上手いことではありません。

滑舌が良いことでも、語彙が豊富なことでもありません。

わかりやすさの正体は、

相手が理解できる形に“設計”されているかどうかです。

つまり、才能ではなく技術。
センスではなく構造。

ここを押さえない限り、どれだけ努力しても「伝わらない説明」から抜け出せません。

なぜ説明は伝わらないのか?

まず原因を整理してみましょう。

多くの人が無意識に持っている前提があります。

「これくらい言えば分かるよね?」

…分かりません(笑)

相手には相手の前提というものがあります。

  • 知識レベル
  • 経験値
  • 関心の強さ
  • 専門用語への慣れ
  • その日の体力(これ意外と大事)

つまり、同じ話をしても、受け取り方は人によって全然違うんです。

ここで大事なのが、最初の心構え。

100%は一度では伝わらない

コミュニケーションは一発勝負ではありません。
数ラリー前提のスポーツなんです。

一発で完璧に伝わったら、それは超ラッキー。

この前提を持っていないと、「なんで分からないの?」というイライラが生まれます。
そしてイライラした状態で続けると、さらに伝わらなくなる。負のループに陥ってしまいます。

伝わらないときの最悪手

伝わらないとき、多くの人がやるのがこれ。

「では、もう一度ご説明しますね。」

そして、同じ説明を繰り返す。

音量だけ少し上がって。

…これ、残念ながらほぼ効果はありません。

なぜなら、相手がつまずいている場所を特定していないからです。

全部分からない人もいれば、
一単語だけ引っかかっている人もいる。

だから必要なのは、

繰り返しではなく、確認と検証。

「どこまで伝わっていますか?」
「どの部分が分かりづらかったですか?」

これを聞ける人が、わかりやすい人の特徴の1つです。

失敗談:”わかるはず”が一番危ない

ここで、私のやらかし話を一つ。

来客予定の福岡市内在住の友人から電話がありました。

「今、近くまで来たと思うんだけど、どっち行けばいい?」

相手も福岡市内の人です。
私は完全に安心モードでした。

「警固四つ角を六本松方面に、2つ目の信号左だよ。」

自信満々。
“福岡の人なら警固くらい分かるでしょ”という、謎の余裕。

すると返ってきたのが、

「え、警固ってどこ?今どこ基準?」

…終了です(笑)

同じ福岡。
でもお互い生活圏は違う。
持っている地図も違う。

“同じ地域”と“同じ地図”は、まったく別物。

私はそこでようやく聞きました。

「今どこにいる?」
「近くに何が見える?」

説明とは、自分の地図を押し付けることではありません。

相手の現在地から道を引くこと。

これ、仕事も同じです。

「同じ会社だから分かるよね」
「同じ業界だから通じるよね」

通じません(笑)

“分かるはず”が、わかりにくさの最大要因です。

わかりやすい説明を作る3つの設計技術

では、どうすればいいのか。

わかりやすさを作る要素は、大きく3つあります。

① 全体像を先に出す

人は、地図なしで詳細を聞くのが苦手です。

例えば、

いきなり専門的な話が始まる場合と、

「今日は3つ話します」と言われてから始まる場合。

後者の方が圧倒的に楽ですよね。

これはホールパート法といいます。

Whole(全体)
→ Part(部分)

「結論は2つです」
「今回お伝えしたいのは①現状②原因③対策です」

これだけで、聞き手のストレスは激減します。

終わりが見えるからです。

終わりが見えない話は、しんどいですよね。
学校の校長先生の朝礼が長く感じる理由、だいたいこれです(笑)

② 情報の粒を揃える(構造化)

例えばこう言われたらどうでしょう。

「福岡の魅力は、グルメ、歴史、ラーメンです。」

一見問題なさそうです。

でもよく見ると、

  • グルメ(大カテゴリ)
  • 歴史(大カテゴリ)
  • ラーメン(グルメの一部)

情報の粒度がバラバラです。

聞き手の頭の中でこうなります。

「え?ラーメンってグルメと別?」

整えるなら、

「福岡の魅力は3つあります。グルメ、歴史、アクセスの3つです。
そして、グルメの代表例がラーメンです。」

こうすると、階層が揃います。

構造化とは、

情報の関係性を見えるようにすること。

接続詞も重要です。

「提案しました。担当者は良いと言いました。課長は検討中です。」

よりも、

「提案したところ担当者は好反応でした。しかし決裁者は検討中です。」

“しかし”が入るだけで、意味が伝わる。

わかりやすい人は、無意識に構造を作っています。

③ 型を使う(PREP法)

わかりやすい説明の王道がPREP法です。

P:結論
R:理由
E:具体例
P:結論

例えば、

「電話した方がいいです。」(P)
「メールだと見落とされる可能性があるからです。」(R)
「前回も返信が遅れました。」(E)
「なので電話で確認しましょう。」(P)

これだけで、聞き手は迷いません。

結論が先にあるからです。

日本人は日常会話で結論を後回しにしがちです。

「朝ごはん食べた?」
「いやそれがさ…」

いや、食べたの?食べてないの?どっち?(笑)

ビジネスでは、結論からを徹底しましょう。

短時間ほど「削る勇気」

説明時間が短くなると、焦りますよね。

言いたいことをその中に詰め込もうとします。

でも逆です。

短時間ほど、情報は削る。

例えば、

「コンビニってどんな仕事?」

「必要なものを、必要なときに、すぐ買える状態を作る仕事です。」

これで十分。

短時間の目的は、全部理解させることではありません。

核を残すこと。

続きは相手の質問で広げればいい。

そう、数ラリーやりとりすればいいのです。

オンライン説明でも差がつく

オンラインはさらに難しい。

表情が見えない。
反応が薄い。

だからこそ、

「今日は3点です。」
「今は2つ目です。」
「左上をご覧ください。」

今どこにいるかを示す。

これができる人は、オンラインでも伝わりやすくなります。

専門用語は悪ではない

「専門用語は使うな」と言われますが、これは半分正解、半分間違いです。

専門家同士なら、専門用語の方が早い。

問題は、相手が分からないのに使うこと。

大事なのは、

この言葉、相手に通じる?

この視点です。

まとめ:わかりやすさは優しさ

わかりやすい説明とは、

  • 100%伝わらない前提を持つ
  • 相手の現在地を確認する
  • 全体像を示す
  • 構造を整える
  • 結論から話す
  • 削る勇気を持つ

これだけです。

特別な才能はいりません。

必要なのは、

相手を迷子にしないこと。

説明とは、自己満足ではなく、相手理解のための設計が大事。

いかがでしたか?

もし「説明が下手かも」と思ったことがあるなら、
それは話し方の問題ではありません。

構造の問題です。

構造を整えれば、説明は変わります。
是非皆さんもわかりやすい説明を実践してみてください。

そして、もちろん困った時にはパンタグラフを頼ってください!!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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