
こんにちは。代表の中谷です。
皆さんは「最近の若者は○○」と口にしたことはありますか?
私はあります!しかも何度も。。。
この○○の部分にはどのようなことが入りますか?
・常識がない
・何考えているかわからない
・忍耐力がない
・言葉遣いが悪い
・すぐ反抗する
など、比較的ネガティブな内容が入ることが多いのではないでしょうか。
ちなみに、この「最近の若者は○○」(※ネガティブ)はいつから言われていることなのでしょうか?
結論から申し上げると、約4000年前のエジプトの壁画に書かれているものが現在見つかっている最古の記録のようです。
それからずっと世界各地で記録としてたくさん残っています。
つまり、人類は古今東西問わず遠い昔から「最近の若い者は○○」を繰り返しているのです。となると少し微笑ましく思えませんか?
皆さんが今の若者に感じるように、当然私含めこれを読まれている皆さんも、さらに上の世代の方から「最近の若者は○○」を思われてきたということです。
不思議ですよね。
そこで今回、このブログを書くにあたって自分の過去を振り返ってみました。
私は1979年生まれです
高校時代は(1995年~1998年)の頃です。
青春真っただ中、当時私は千葉県の高校に通っていました。
このころの高校生の流行りや文化など覚えている方いらっしゃいますか?
地域によって違うと思いますが、「ギャル、ギャル男」の最盛期の時代です。
ガングロギャル、覚えてますか?
高校時代に渋谷などに行くと素顔の全くわからないガングロギャルやギャル男であふれていました。
当時、ギャル男の風貌ではなかった私は肩身が狭く渋谷にあまり長居できなかったことを思い出しました(笑)
当時ギャルやギャル男を満喫し、世間を騒がせていた友人は今でもたくさんいます。
そんな世代の我々が今は40代となり、組織では多くの部下を抱える立場になっています。
そして、今自分が組織を束ねたり指導する立場になって、「最近の若者は~」と言ってしまうのです。
皆さん思ってますよね。
一緒にツッコミましょう!
「どの口が言うとんねん!!!!!」
例えば、「言葉遣いがなってない」「常識がない」など当時の自分たちを振り返っても、今の若者よりもひどかったような気もします。
つまり、言っている人たちは当時の若かった自分たちのことは棚上げして、「今の自分」と「今の若者」を比較しているのです。
とても評価として不公平ですよね。
なので、この何も生み出さない「最近の若者は○○」に関しては少し視点を変えてとらえていきましょう。
私たちがやれることとしては2つあると思っています。
【1つ目】
「最近の若者は○○」から「最近」をとる
→「若者は○○」にするだけで、それは「今」の若者ではなく未来永劫「若者の常」になります・
→若者は大人のベテランから見ると足りない要素はありますが、それは時代や当人の責任ではなく、まだ経験が足りないだけです。自分にもそんな若者時代があったことを振り返りましょう。
【2つ目】
「最近の若者は○○」の○○にポジティブ要素を入れる
→今回、○○にネガティブ要素が入るということで話を進めてきましたが、別にポジティブ要素を入れてはいけないわけではありません。
無意識だとネガティブ要素が入りやすい人もいると思いますので、ここでは意識的にポジティブ要素を入れてみましょう。
例えば、
・優秀だ
・落ち着いている
・ITリテラシーが高い
などです。
そうすると相手に対しての見え方が変わってきませんか?
日ごろお客様とお話をさせていただくと、「採用」特に若い世代の採用に苦労されているという話をよく聞きます。
表面上の対策はもちろん必要ですが、受け入れる先輩社員側の若者に対する意識が変わらなければ本質的な解決にはならないように感じます。
是非参考にしてみてください。
最後に一句
「若者を
理解してこそ
勝ち戦」
最後までお読みいただきありがとうございました。